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SCAJ2017会場で

 スペシャルティーコーヒーの年1度の祭典「SCAJ2017」に行ってきました。
 例年のごとく、私の目的は美味しいコーヒー豆を探すことにあったわけですが、収穫はまずまず。
 おいおい店頭でご紹介できると思いますので、お楽しみにお待ちいただければと思います。

 ところで、ことしのSCAJでとくに目立ったのが“自動化”に関連したものでした。

 おもしろかったのは「ネルドリップ」の手技を器具で再現してしまおうという商品。
 誰でもプロの味を再現できる、というふれこみです。
 金属製のお椀のような容器の底に13個のノズルが取り付けられ、そのノズルから点滴様に湯が滴り落ちるというもので、構造はいたってシンプルながら(写真)、ネルドリップのあのコクや口当たりがそこそこ再現できていました。
 価格が3万円以上と少し高いようにも思われますが、使ってみたいというコーヒー党は一定数いるかもと思いました。

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 ペーパードリップを自動化してしまおうというものもありました。写真の器具はアジア系の会社(どこか確認するのを忘れてしまった)が開発したもので、上部のカップがくるくる回って、コーヒーの粉に渦巻き状に湯を注いでいくという仕組み。湯を注ぐタイミングを細かく調節する機能はついていない様子でした。「蒸らし」をどうするのですかと聞いたら、一定量注いだとところで、レバーを閉じてしばらく待つとのこと。う〜ん、ちょっと中途半端かなー。

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 HARIOでは、有名バリスタの抽出法を細かく分析、データ化し、湯音、湯の量などをあらかじめプログラムに仕込んでおいて、家庭でそのとおり再現できるという製品を展示していました。去年も出品されていましたが、今年の方が人だかりが多く関心をあつめているように見えました。

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 Panasonicブースでは、家庭用の焙煎機を展示。毎月送られてくる生豆を、有名店のプロファイルを仕込んだ焙煎機が全自動で煎り上げてくれるというものです。
 自分で焙煎してみたい人は少数ながらいて、当店にもときどき生豆を売ってくださいというお客様が来られます。
 しかしですよ。機械がぜんぶやってくれるというのは、そうした「自分で焙煎してみたい」人のニーズと少しずれているような気がしますが、どうでしょう。

 「機械が自動的にやってくれる」…人類が長年追い求めてきた永遠ともいえるテーマです。最近でもAIや自動運転の話題がにぎやかですが、コーヒーの世界も例外ではないようです。
 スペシャルティーコーヒーがどれほど美味しいといっても、自分で上手に抽出するのは難しい、面倒と感じている人が多いのは事実です。提供する側がそれを一つのネックと捉えているのも間違いありません。

 それでも個人的には、人間がアタマや手、身体を使うのをどんどんやめてしまうのはなんだか怖いような気がしますけどね。ペーパードリップも、ほんの少しだけコツを掴んでもらえば、簡単な器具で誰でも美味しく淹れられます!と主張したくなってしまいました。

時代の流れ?

 ブルーボトルコーヒーがネスレの資本を受け入れ傘下に入るのだそうです。

 同じコーヒーの会社ではありますが、両者の目指す方向はまったく別ものと思っていましたので少し驚きました。

 なんでもネスレはこのところ成長に陰りが見えることから、“もの言う株主”と言うんですか、そういった勢力からもっと儲けろと突き上げられ、成長分野である高級コーヒーの市場に入ることにしたそうです。

 いっぽうのブルーボトルは今後の出店拡大に向け資金が必要であった、そこで資金力のあるネスレと手を組んだということらしいのです。

 ネスレはカネは出すもののオペレーションには口を出さない、ブルーボトルの理念はそのままに現経営陣が引き続き経営に当たるということですが、この先、それがそのまま続いていくのでしょうか。
どうも、徐々に変質していくのではないかという予感がしないでもありません。

 サードウェーブの旗手としてコーヒーの市場に新風を吹き込んでくれたブルーボトルも、資本の論理のまえに方向転換を余儀なくされてしまった、というストーリーならあまり目にしたくありません。

 なにかで読んだのですが、どこの町に行っても駅前の好立地の場所には同じような店ばかり並んでいて面白みがない、たぶん皆同じように感じているのに、その勢いはとどまるどころかますます加速している…。

 安くて便利、品質もまずまず、接客もソツがない、会社は儲かり消費者は喜ぶ…

 でもなんだかすごくつまらない。

 押しとどめようのない時代の流れと言うやつでしょうか。

 そういえばいつも利用していた魚屋さんが急に店を畳んでしまいました。
 失礼ながら近代的な店とはかけ離れた“すがれた”店構え、しかし扱うサカナは一級品という…。
 ご夫婦とも高齢でいつやめるかということではあったのですが、誠に残念。
 後継者がついに見つからなかったということです。

 特色ある町の店が消えていくのはいまに始まったことではありませんが、なんとかならないものでしょうか。

 あ、自分の店もそうか。がんばらなくちゃ。

おいしい料理とコーヒー

 美味しい料理と当店のコーヒーが楽しめるお店がオープンしました。

 王禅寺ショッピングプラザの一角に5/28にお目見えした「ル・ベルジュ」。
 おしゃれな内外観でとても雰囲気の良いお店です。
 メニューには軽めのお食事、ワインなどもそろい、散歩の途中で立ち寄ったり、ショッピングの後にひとやすみするのによさそう。

 私たちがいただいた料理は「ケーク・サクレと生ハム、オリーブ、サラダのプレート」(上)と
「フレッシュハーブでマリネしたチキンとベーコンのホットサンド」(下)。
 私がいただいた「ケーク・サクレ…」はケーク・サクレの軽い食感と生ハム、オリーブの香りがベストマッチ。
 コーヒーも良いけどワインにも合いそうです。

 コーヒーはホットコーヒーと、季節柄アイスコーヒーをいただきました。
 オーナーの渡邉さんとご家族が当店まで何回か足を運んでくださって、使用する豆を決めていただきました。
 ブラジルの豆を検討されて何回か迷ったうえ、定番の「樹上完熟」を採用していただきました。
 
 ワインの世界には「マリアージュ」(料理との結婚)と言う言葉がありますが、コーヒーも料理とのマッチングはとても大事です。料理と一緒にいただく時と、食後にいただく時がありますが、レストランなどで従来多かったのは「食後のコーヒー」。
 でも、朝や昼の軽い食事のときにはコーヒーを一緒に、ということも少なくありません。

 ル・ベルジュさんとのお付き合いをきっかけに「食べものとコーヒーのマッチング」をより意識して研究してみようかと思っています。

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ネットショップの看板を替えました

 ネットショップの看板を架け替えました。
 猫たちのイラストはカミさんの友達のデザイナーさんの作品です。
 開店のときにいただいた額入りのイラストから起こしたもので、6匹はみんな実在の猫がモデルです。
 
 左から2番目がウチの「まめ」、そのほかはデザイナーさんちのと、彼女の友達の飼い猫が描かれています。

 しばらくロゴだけの看板で通してきましたが、サイトのコード書きを手伝ってくれたシンちゃんには「冷たい」といわれ、カミさんからも「昔の方が良かった」といわれ、でもそんなこといわれなくても、我ながら殺風景なのでナントカしたいと思ってました。
 なかなか良いのが思いつかなかったのですが、おお、アレがあるじゃないのと思い出したわけです。

 「good coffee…」のタイトルは、まあ読んで字のごとしですが、日本語で「美味しいコーヒーはすてきな笑顔を運んでくる」とかやったのでは生っぽいので英語になってます。(英語は苦手なんですけどね)

 余談ですが(ぜんぶ余談みたいなものですけど)むかし、デザイン会社の人に「なんで化粧品のCMとか外人モデルばかり使うの?」ときいたことがあります。その答えが「日本人だと生っぽくなるから」というものでした。
 もちろんそうでないケースも多いし、最近では外人モデルを使うケースは減っているように思いますが、そのときは、「ふーん、そんなものか」と半分だけ納得しました。なんで「生っぽい」のがいけないのか、そこんところは私にも良くわからないんですけどね。おしまい。

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コーヒーがキライなコーヒー屋?

 むかしよく通った焼鳥屋のオヤジに、「焼き鳥食うことある?」と聞いたら、「ぜんぜん。魚ばっかりよ」。
 近所の魚屋の大将に、サカナは何が好きか聞いたら「オレ、魚きらいだもん」。サイダーとか菓子が好きなんだそうです。
 以前コーヒーを良く買った焙煎店のマスターに、家でコーヒー飲むかと聞いたら「いんや、お茶ばっかり」。

 これはまた、どうしたわけなんでしょうか。
 焼き鳥屋も魚屋もコーヒー屋も、客にはおいしいのを出すんですよ。
 テレみたいなものもあるのかもしれません。真正面から聞かれるとこっ恥ずかしいからキライと言ってしまう。

 でも、いちばんの理由は「仕事にしちゃったから」なのかもしれません。

 私もよそでコーヒーを飲むときは、つい香りとか酸味、苦みだとかチェックしながら飲んでしまいます。
 素直に、純粋に1杯のコーヒーの味や香りを楽しむという感じではない。そういう感覚を忘れてしまったと言いますか。
 焙煎したコーヒーの味をチェックするため、多い日には10杯以上(全部飲み干すわけではありませんが)試飲することになります。好きとかなんとか言ってる場合ではありません。

 ときどき、「好きなことをお仕事にされてうらやましいです」みたいなことをおっしゃる方がいますが、そうでもないんですどころか、ぜんぜんうらやましがられることではないというのが実感です。

 コーヒーが好きなら、売る側にはまわらないことをお勧めします。
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